光は「紫外線量を少ないモノに」 蛍光灯→LEDで集合を防止か

 それでは、カメムシを近寄らせないためにはどうすればいいのでしょうか。長島学芸員によりますと、カメムシは強い光を求めて飛んでいくため、夜の街灯、店の看板に大量に集まってくるということです。照明には、水銀灯、蛍光灯、LEDと様々な種類がありますが、紫外線量が多い光をカメムシは好むといいます。

 蛍光灯は集合住宅の廊下やベランダ、バルコニーで使われているケースもあります。もしそこにカメムシが集まっている状況であれば、LEDに変えることで、夜にカメムシが集まってくるのをかなり防げるのではないかということです。

 洗濯物への対策としては、取り込むときにしっかりチェックすることに尽きます。さらに、カメムシが大量発生している時は外に干さず、部屋干しにするのも対策の1つだといいます。決して人間の洗濯物の柔軟剤、洗剤の香りを好んできているわけではなく、日向ぼっこが好きだということです。