Jリーグのチームが立ち上げた自閉症の人のためのサッカースクールがあります。当事者や保護者は居場所が限られることに悩んでいますが、そんな人たちも笑顔になるその秘密とは。
静岡県沼津市のサッカースクール。仲間と一緒に笑顔を見せているのは、自閉症やその傾向がみられる子どもたちです。
Jリーグのチーム「アスルクラロ沼津」が自閉症の人のためのスクールを保護者とともに立ち上げ、小学生から大人まで通っています。
内山大輝さん、22歳。幼稚園児だった時にコミュニケーションをとることが難しいとされる発達障害の1つ、自閉症と診断されました。家にこもりがちな生活を改善するため、11年前からこのスクールに通っています。
内山大輝さん
「結構、楽しいです。(Q.何が楽しかった?)ボールの練習だったり色々。さっきのシュートが良かった」
サッカーを始めた当時について母親は…。
大輝さんの母親 直子さん
「障害の特性を理解し、寄り添って指導してくれる。安心して見てた」
大輝さんは小学5年からスクールに通ったこともあり、特別支援学校もサッカー部に所属。卒業後は平日、就労支援施設に通い、土曜はスクールで汗を流しています。
大輝さんの母親 直子さん
「あのまま家にこもっていたら、どこ行くのも、行くこと自体が大変だったかもしれない。(今は)多少、不安はあっても行ってみようと思える気持ちはある。いろいろプラスになっている部分は大きいと思う」
ただ、自閉症の人たちの居場所は少なく、学校を卒業した後は更に減るといいます。スクールには、車で1時間かけて通う人も。
自閉症の子どもを持つ母親
「学校を卒業すると、同じ年代の子と集まる場もない。ここに来れば、また会える。他にやはり行けるところ、受け入れてくれるところがない」
「心の支えではないけど、強いコミュニティー。何かあった時に話ができる、相談できる」
保護者にとっても「悩みを共有できる場所」になっています。
自閉症の人の居場所を増やしていくうえで、大事なことをスクールの運営者に聞くと。
アスルクラロスポーツクラブ 渡辺健さん
「場所だけできても、理解ができていないと必ず差別だったりとか、色々なものが生まれてくる。普通の感覚で彼らと馴染むとか、彼らと共に歩むとか、そういうことが出来るような理解を構築していくことが重要」
スクールは大輝さんにとって…。
内山大輝さん
「良い充実した経験になると思っています。(Q.みんなとサッカーをするのは好き?)好きです、本当に。何歳でも良いので、とりあえず続けたいです」
障害に寄り添うことが笑顔につながっています。
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