大人も注意!「あせも」

汗をかいてそのままにしておくと、服の中で蒸れてしまいます。
すると「あせも」ができてしまい、かゆみや痛み、他の病気の原因になることも。

友利医師:
汗をかいたときに吸収しない生地の洋服だと、ずっと汗が皮膚の上にある状態になってしまい、あせもができたりかゆみが出てきたりします。気を付けなければいけないですね。

「あせも」が子どもにできやすいのはなぜでしょうか。
人の汗腺は200万〜250万。実は大人も子どもも汗腺の数は一緒です。
生まれてから3歳位までの間に発達して、それ以上は増えないと言われています。
子どもの方が表面積が小さいので、汗腺が密集している分子どもの方が汗をかきやすいのです。
特に赤ちゃんは
▼首の下▼背中▼オムツをしているおしり周辺▼肘・膝の裏▼頭
に汗がたまり、あせもができやすくなっています。
こまめに拭いたり、シャワーで流すことが大切です。

友利医師:
大人も基本的には一緒ですが、気を付けたいのはデコルテや首の後ろ。
あせも以外にも、ネックレスで金属アレルギーがおきたりします。
また、腰・お尻は下着やパンツ、シャツなど洋服で二重三重になっている事も多く、ついついトイレなどでかいてしまう方もいらっしゃいます。

これからの時期は、湿度が高く汗が蒸発しにくくなるので年齢問わずあせもに注意が必要です。

「汗」「あせも」対策

汗やあせもの一番の対策は、清潔に保つことです。
◆こまめに汗を拭く
◆入浴し汗を流す
◆通気性のいい服・汗を吸いやすい綿などの服を着る
◆汗をかいたら着替える

友利医師:
今は汗をふいた後に保湿できるようなアイテムや、顔を拭いても化粧が残るようなアイテムなど、汗グッズが進化しています。お風呂上がりに塗っておくとヒヤッとして汗をかきにくいものもあるので、チェックしてみるといいと思います。