「整っているときはちゃんとしてる」
机の上にはイタリア語の参考書があった。
Q.今でもやっぱりイタリア語・・・
石川:勉強しますよ。時間があると本を開きます。(やっぱりまだ足りない?)全然全然足りないですね、難しいので、使い方とか、時制とか、文法とか。まだ全然慣れてないし、インタビューとかで正しく喋りたいなとは思ってる。僕で言うと、外国人が日本語を喋ってるみたいな。それをなるべくなくしたいなとは思ってるんですけど、なかなか難しいです。
Q.多分日常生活で不自由ないし、チームメイトとコミュニケーションとるのも全然問題ないとは思うんですけど、それよりもっと・・・
石川:イタリア人っぽく喋りたいですね。
Q.(机の上が整理整頓されているのを見て)すごいぴったり置くんですね、ぴったり揃えるというか・・・

石川:結構そういうの気にしちゃいます。大体バラバラになってくると、「ちょっとストレス溜まってるのかな」とか、「ちょっと疲れてるのかな」となるので、ちゃんとしてるときはちゃんとしてる。(心が乱れてると?)ちょっと乱れがち、バラバラになりがちです。
Q.こういうきっかりやることで心も整うみたいな感じですか?
石川:これをやることで整うっていうのはあんまりないです。整ってるときはちゃんとしてるっていう感じです。(パラメーターみたいな?)そんな感じだと思います。
昨年のネーションズリーグでは国際大会46年ぶりとなるメダルを獲得し、16年ぶりに自力での五輪出場も決めたバレーボール男子日本代表。
石川:オリンピックでメダルを獲ることも全然不思議じゃないというか、非常に大きなチャンスだなっていうふうに僕は思っているので、ここで勝負をかけられるオリンピックにはなる。実際にネーションズリーグで銅メダルだったし、オリンピックの予選も通過したし、自分たちの実力でしっかり勝ち取ったものばかりなので、ここしか五輪メダルのチャンスはないだろうなと思います。
バレーボール女子日本代表にとって最後のパリ五輪切符をかけた戦いとなるネーションズリーグ。女子は5月16日に開幕、男子は22日に初戦を迎える。石川が主将を務める男子日本代表は五輪前哨戦となるネーションズリーグを戦ったのち、52年ぶりの五輪でのメダルへ本番に挑む。