およそ5分間 心臓マッサージ

一緒に遊んでいた2人はすぐさま行動します。

(妻南小学校6年・佐々木凜さん)「僕が名前を呼んだけど、返事がなかったから、意識がなくなってるなと思って、次に息をしてるか確認をして心臓マッサージをしているときにお兄ちゃんが心臓マッサージを手伝ってくれて…」

2人はおよそ5分間、心臓マッサージを継続。
友人は呼吸が戻り、救急車が到着した頃には少し会話ができるまでに回復しました。

(妻中学校2年・佐々木蓮さん)「死んでほしくないと思ってずっと心臓マッサージをしていました」
(妻南小学校6年・佐々木凜さん)「意識が回復して、あっ生きてると思ってうれしいと思った」


(兄弟のお母さん)「(2人が行動できたことは)うれしいですね。誰かが困ったときに、大変なときにぱっと動いてくれる、助けてくれる人たちになってほしい。優しい優しい人間になってほしい。」


蓮さんは、去年、市の救命救急の講座を受講し、凛さんも学校のプールの授業で心臓マッサージの手順を教わったことがあったため、今回、即座に行動できたということです。

西都市教育委員会は、今月25日、2人の功績をたたえ、表彰状を贈りました。

(妻中学校2年・佐々木蓮さん)「同じ場面に出くわしたら、また同じように焦らずにできたらいい」
(妻南小学校6年・佐々木凜さん)「今後、このことを活かして、焦らずに、自分にできる行動を考えて、みんなの役に立ちたいです」

病院に運ばれた友人は、3日後には、無事、退院したということです。