週末からはゴールデンウイーク。観光地「鎌倉」では“オーバーツーリズム”の懸念から、混雑を緩和する実証実験が行われることになりました。住民からは、不安の声も上がっています。
GW 鎌倉は“徒歩移動”で! 実証実験で混雑緩和へ
井上貴博キャスター:
2023年5月4日と2024年4月25日の鎌倉駅東口側(小町通り)の様子です。25日はゴールデンウイーク前の平日にもかかわらず、多くの人が訪れていました。

ゴールデンウイークの鎌倉についてSNSでは、「混みすぎてスマホの電波が入らない」、「満員で江ノ電から全く景色が見えなかった」、「普段の週末でも人が多い、今年は恐怖」などの書き込みがありました。
乗り換えが“江ノ電”に集中するという現状があります。
国交省関東運輸局によりますと、2023年のゴールデンウイークでは、JR鎌倉駅から江ノ島電鉄・鎌倉駅へのわずか数メートルの乗り換えに1時間かかってしまったということも実際にありました。

これをどうにか分散できないかということで、鎌倉ではゴールデンウイークに“徒歩移動”を促す実証実験を行う予定で、実施期間は5月3日~4日です。
「鎌倉大仏」に向かう場合、通常ルートは江ノ電の鎌倉駅から長谷駅まで行き、そこから徒歩で向かうことが多いですが、実証実験では鎌倉駅から約1.7Kmを徒歩移動してもらうということです。
鎌倉駅にて、▼徒歩ルートを掲載したマップ、最短ルートと推奨するルート2種類を配布する予定。また、▼誘導員を配置して、どう分散化していけるのかというものです。
