地震や津波で被害を受けた仏像の修復を無償で行うボランティア活動が、石川県能登町で行われています。
能登町時長にある願成寺に集められた仏像。地震や津波で被害を受けた寺や民家で先祖代々受け継がれてきたものです。
新潟県で文化財の修復を手掛ける松岡誠一さんは被災した仏像などの修復を進めていて、東日本大震災や長野県の水害などでも被災した文化財を修復するボランティア活動を行ってきました。今回、能登町からの要請を受け作業にあたっています。
仏像文化財修復工房・松岡誠一さん「自治体が指定された指定文化財は大事にされていますが、文化財に指定されていなくても皆さんが大事に思われている物が沢山残されているので、できるだけそういう物を次の世代に伝えられるように少しだけお手伝いさせて頂ければなと」
津波でバラバラになった阿弥陀像は、江戸時代から民家で受け継がれてきました。松岡さんは仏像についた砂を丁寧にはらいながらパズルを組み立てるように修復していきました。
願成寺・中谷光裕住職「人の背丈くらいの高さから落下して、両腕の骨折じゃないけれど、破損ですね、両腕がもぎ取れた。代々伝わって来た仏像を修復させていただくことで、少しでも心が元気になってくれるんじゃないかなと思っている」
能登町によりますと、未指定の文化財が多くあることから被災した仏像など処分する前に役場に連絡してほしいとしています。修復ボランティアは28日まで能登町や羽咋市の寺で行われる予定です。
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