【2022年8月2日放送】
現在の那覇の気温は29.5℃、きょうの最高気温は31.9℃まで上がりました。

ただ全国的にみてみると、実は気温は低い方になるんですね。亜熱帯の沖縄ですが35℃以上の猛暑日になることは珍しいです。今年は、これまで7月26日に宮古空港で記録した35.3℃の1度のみ!(※その後、2024年に初めて那覇市で36℃を記録)
ナゼだかご存じですか?

沖縄で猛暑日になりにくい理由は3つほど考えられます。1つは沖縄は海洋性気候であり、海に囲まれているので海風によって熱がたまりにくいと言われています。

2つ目はフェーン現象の影響が少ないためです。
フェーン現象というのは空気が高い山を上る時に雨を降らせることで、山を下りてくるときにもともとの気温よりも高くなるという現象です。

本州ではこのフェーン現象で高温になっているところが多いですが、沖縄の場合は高い山がないので「フェーン現象」の影響が少ないと言えます。

3つ目は沖縄はコンクリートで覆われた地域が狭いため、「ヒートアイランド現象」の影響が少ないというのもありますね。

とはいえ、紫外線の強さは全国でトップクラスになるため、しっかりと対策するようにしてください。

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