進む少子高齢化…、年金制度 抜本的な改革が必要?
井上貴博キャスター:
何かしないともう年金制度がもたないということは頭ではわかっていて、「この空白区間だった5歳分、もう少し納付してください、そうすると少しだけ受け取る年金増えます」っていうことなんだと思うのですが、抜本的にこれだけ少子高齢化が進んでいると、もう制度がもたない、もっと小手先の延命策ではなくて、本当に抜本的に本気を出していただけないですか、どうするんですか日本っていう。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
二つ改善点があります。一つは厚生年金の人はフルにもらうと20数万円になるんですけど、それではちょっと老後に足りないなということで、以前2000万円貯めて運用しましょうという話があったのですが、やはりちょっと厚生年金だけではつらいんですよね。
それから国民年金だけの人、特にその女性が旦那さん亡くなって女性1人になって6万8000円ではなかなか無理なので、もうちょっと本来は税金を継ぎ足して支援するとか、「最低保障年金」と言うのですが、そういうシステムなどを考える時期に来てるかなという気はしますね。

ホラン千秋キャスター:
様々なものに税金を使っていくわけですけれども、いろいろなところで足りなくなっていく中で、財源というのも結局出さなくちゃいけないわけじゃないですか。そのあたりっていうのはわからないままどんどんどんどん・・・
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
その財源はもちろん必要なんですね、借金いっぱいしてますしね。そのためにその優先順位を決める必要があると思います。
例えば富裕層増税をもうちょっとしましょうとか、株の売却益に対して今2割ですけど、それをもうちょっと高くしましょうとか、そういうことを積み重ねた上でそれでも足りない場合は、消費税を考えましょうっていういくつかのステージを作る必要があると思うんすけど、今は全くそういう議論を避けてますね。
井上貴博キャスター:
できてないですね。本質から逃げてるように見えるのですが、星さんはどうですか?個人的に年金をどのくらいあてにしてらっしゃいますか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
私は新聞社にいたこともあって企業年金というものがちょっとあったりするので、何となく夫婦2人でとりあえずやっていけるっていうところですけど、さらにいろいろアルバイト原稿などを書いたりしてやっていくしかないと思ってますね。
井上貴博キャスター:
投資とかしていかないと。自己防衛ということでしょうね。