安芸灘~伊予灘~豊後水道「プレート内地震」 繰り返し大きな地震 

今回の地震のタイプは「プレート内地震」と呼ばれるものです。日本周辺には4つのプレートがあるが、このうちのフィリピン海プレートが沈み込んだ場所で起きた地震です。

「プレート内地震」
  海側のプレートが沈みこんだ先のやや深い所で起こる地震
「プレート境界地震」
  南海トラフ地震は陸と海のプレートの境が広い範囲にわたって一度にズレるタイプ
「内陸地震」
  陸側のプレートにある活断層が動いたものです。能登半島地震や熊本地震などはこのタイプです。

今回の震源も含めて安芸灘から伊予灘、豊後水道にかけては過去繰り返し大きな地震が起きています。1600年代からのおよそ400年間にマグニチュード6.7~7.4の地震が過去7回発生しています。

過去7回のうちの一つが2001年の芸予地震です。まだ、記憶にある方も多いと思いますが、広島県で最大震度6弱を観測。瓦や壁の落下、液状化現象、道路のひび割れなどが起こりました。