70分にレオセアラがこじ開ける

 監督の言葉どおり、立ち上がりから局面、局面でフロンターレを圧倒、ボールを握って攻撃的なサッカーを展開します。レオセアラ選手の突破や得意のサイド攻撃を中心に、決定的なチャンスをつくりますが、川崎フロンターレのGKチョン ソンリョン選手の好セーブの前に、ゴールをこじ開けることができません。前半は0対0、両チーム無得点で終了します。

 後半も、果敢に攻め続けるセレッソ、球際でしっかりとバトル、的確なポジショニングで主導権を渡しません。そして70分、たびたびチャンスをつくり出していたカピシャーバ選手のクロスに、レオセアラ選手が頭で合わせて、待望の先制点を奪います。

 川崎の捨て身の攻撃に押し込まれる時間もありましたが、しっかりと守り切って1対0で勝利。伸び悩んだ上位チームの町田、広島を抜いて、4年ぶりの首位に立ちました。

勝利した小菊監督は、「このサッカーを自信もって続けていくためにも、内容だけでなく結果が必要だった。ここから一気に加速して首位をキープしていきたい」と手ごたえとともに、未来に向けて闘志をのぞかせました。