お悩みにどんなアドバイス? “ぶっちゃけトーク”も連発

まず、「お小遣いをもらいたいが、どう交渉したら良い?」という女の子の質問に対して、イチロー先生はこのように答えました。

イチロー先生
「お小遣いアップの 一番の目的はなんですか?」

女の子
「野球をやっているんですけど…」

イチロー先生
「野球をやっているんだ、いいですね。僕は6年生のころだったんだけど、良いグラブを買ってもらったのは。それはできるだけ早い方がいいってイチロー先生が言っていたよって。そうしたら『物も大事にするようになったよ』と言ってたよって。それで 大人になったときに、『私はあのお小遣いのおかげでこんなふうになれました』ということが証明できれば、お父さんもお母さんも良かったなって思えるわけです」

井上貴博キャスター:
イチローさんって全く子ども扱いしないんですよね。それぞれの動画が1分サイズでまとまっているので、すごく見やすいですよね。

小笠原キャスター:
続いて、「算数が嫌いです。嫌いなモノを好きになる方法は?」という女の子の質問に対して、イチロー先生はこのように答えました。

イチロー先生
「嫌いを好きに、無理。嫌いなんだもん、無理っしょ。嫌いなモノに耐える能力が、僕、全然ないんですよ。だからトレーニングでも、自分が好きなようにアレンジする。しんどいけど、でも、これならできるというメニューに変えてしまう。 続けることが大事なので、そういう方向にもっていきます。だから、嫌いを好きにするというよりは、 苦手をできるように克服するという考え方。苦手だけど、やらなきゃいけないからそれをどうやって克服するか。そういう考え方でアプローチしてみると良いかもね」

続いては、「本当に嫌な上司がいるとき、イチロー先生ならどうします?」という大人からの質問に対して、イチロー先生はこのように答えました。

イチロー先生
「感情的になると僕は損をするって考え方が基本的にあってね、必ず今、自分がこうしたい。ぶん殴ってやる、ビンタしてやりたいって思ったときに、本当に俺はこれをして後悔をしないのかって考えるんですよ。瞬間的にやっぱ熱くなるでしょ。それでいきたくなる気持ちは生きていたらあるし、でも、ひょっとしたら、その上司にね、試されていたらどうする?そういう視点もいつも持つようにしている。何かこう迷ったときとか、あれ?これ誰かに試されているかもって。それは一つのテクニック」

完璧に思えるイチローさんですが、そうではないということを喋っているのが印象的な動画です。