■「名前変更した方が新しい人が入って来やすい」
10年間教団で活動した女性は、厳しい献金の要求に耐えきれず、名称変更の半年後に脱退したといいます。
元信者の女性
「貯金通帳、生命保険の証書。お金に関するもの全て持ってきてくださいって言われたんです」

自身の母親も信者として引き入れ、総額3000万円を献金しました。手元に残ったのは本や印鑑、壺などの品々です。女性は教団の名称が変更された2015年当時のことを、今でも鮮明に覚えているといいます。
元信者の女性
「『勝利だ』って言って、お祭り騒ぎでした。『やったー』みたいに。『自分たちは間違ったことしてなかったんだ、よかった』みたいな感じになってました」
統一教会の名称変更は、教団にとってどんな意味があったのでしょうか?
元信者の女性
「もう霊感商法しかないと思います。霊感商法のイメージが昔の人にはついてるから、名前変更した方が新しい人が入って来やすいよねみたいな」
立憲民主党と共産党は「自民党は旧統一教会との関係を明らかにすべきだ」として追及していく考えです。
立憲民主党・馬淵澄夫国対委員長
「この名称変更以降、これをもってより一層、その活動が激しくなったのではないかというようなことも言われだしていますから、やはりこれは明らかにしなきゃならないと思います」
共産党・志位和夫委員長
「党としての責任。政府としての責任。これ一切、蓋をしようとしてる。こういう反社会的カルト集団との癒着のままでいいのかということを、真剣に自らですね、明らかにしていく責任があるわけです」