それにもかかわらず「演説会場に来るのは漁協関係者に限られる」
SNSなどで誰でも知り得る状況だったにもかかわらず、「演説会場に来るのは漁協関係者に限られると主催者側から説明されていて、警護計画の方針に変更はないと判断した」などと記されていた。
実際の現場での対応はどうだったのか。あの日、演説を主催していた漁協関係者に話を聞いた。
(雑賀崎漁協の関係者)「(Q聴衆エリアには漁協関係者だけ?)それは全然ない。それは絶対ないはずよ。僕らは見張り…見張りというか、入り口に立っていた。よそ者だから来たらあかんとか…できないやん。(Q報告書を読んだ感想は?)ちょっと食い違いもあるけれど、むこうの警察官が『自分らでやります』『僕らでやります』って言うて。(Q何をすると?)コーン立てたり、入口の見張りを…」
「聴衆は漁協関係者」という警護計画の前提はいとも簡単に崩れていた。