まさかの窮地に立ちあがったのは『元スタッフ』

旅行代理店が2023年、公正取引委員会の立ち入り検査を受けため、市が一時的に運営することになり、こけしの販売など営利活動ができなくなりました。この窮地に立ちあがったのが山田さんでした。

津軽こけしプロジェクト 山田拓郎代表
「(販売場所が)無くなってしまうことに気を落としていたけれども、そのニュースを聞いてとてもうれしいと言われた」

山田さんは3月まで津軽こけし館でスタッフとして勤務していました。
16年間働く中で数々のイベントを企画しこけしの魅力を発信してきました。

イベントを通して、観光客や製作するこけし工人と交流を深めてきた山田さん。こけしを大規模に販売する店が消えることに危機感を抱きました。