YS-11ラストフライトから18年、様々な時代の風を乗り越えながら村上さんは今でも空を飛び続けている。
(村上さん)
「JALグループの路線再編で、北海道までJACが飛んでいた時代もありました。コロナ禍の時は、お客様が0人とか1人のフライトもありましたが、島々の生活を支える使命感で頑張ってきました」

現在のJACの主力機ATR42は48人乗りの小型機で、CAは1人乗務が基本だ。ひとりひとりの業務と責任は大きい。
(村上さん)
「昨春、9年ぶりに入社した客室乗務員も立派に独り立ちし、日々乗務しています。私も、もうバトンタッチする時期に来ているかな…と思っていますが、南の島々の美しい景色を多くの人に見てほしいです。」
南の空を飛び続けて36年、村上さんの思いをのせて、JACの白い機体はきょうも南の空を飛び続ける。














