教育長としてまとめるのは600人近くの教職員ら

 600人近い教職員らをまとめて明確な方針を示していく教育長の仕事。不登校の問題や、学校の統廃合など、今は現状を理解して話を聞くところから始めています。この日も各課からの説明がみっちり3時間。

 (職員)「デジタルドリルが入ってきているのですが、どうしても問題数が少ないので、繰り返し学習になると紙のプリントも学校ではまだまだたくさん使っています」
 (久保田さん)「印刷費って結構かかるし、紙はなくなっていくと…。(今も)こんなに紙を抱えて言うのもアレなんですけど、出さなくていいんだろうなという気はしますよね」

 その後も次から次へと報告にくる職員たち‥

 (職員)「資料があった方がいいですか?」
 (久保田さん)「作るの大変だと思うので大丈夫ですよ」

 姫路市役所に吹く新しい風を職員たちも感じているようです。

 (姫路市 平山教育次長)「教員の世界の常識で動いているところがあったんですけれども、どのような教育長が我々にいろんなことを発信されるのかなっていうことは、ある意味、不安なところもありますし、興味のあるところもあります」