新潟市が進める『おもてなし おやつ セレクション』の和菓子部門には、秋葉区のJR新津駅の近くに店を構える老舗菓子店「御菓子司 羽入」も『三色団子』でエントリーしていました。

白と黒のすりごま・白あん・こしあんで彩られた『三色団子』は、1916年の創業当初から続く味です。
【御菓子司 羽入 羽入由介代表】
「自分のお店の自慢のお菓子を藤井聡太さんに食べていただきたいなというのが一番だったんですけど、市民の皆さんが好きなものを応募して、それが選ばれるという企画も初めてなんで、面白いなと思って…」
おすすめの、こしあん味をいただきました。

【記者レポート】
「小豆の風味がふわーと広がって、上品な甘み。そしておもちは、噛めば噛むほどやさしい甘さがでてきまして、2つが合わさってホッとする甘さのあるお団子です」
ところでこの羽入の三色団子は一般にイメージされる串に刺さった団子ではなく、まるで宝箱のように、折箱にぎっしりと入っています。
なぜ串に刺さっただんごではないのかというと、新津駅を擁する“鉄道の街”ならではの理由がありました。大正5年の創業当時の移動手段だった汽車でも食べられるようにと、羽入の三色団子は折箱に詰まっているのです。

【御菓子司 羽入 羽入由介代表】
「対局で次の一手のエネルギーになれば嬉しいですし、また棋士の方が食べたり、選んでもらうことで、新潟県内のお菓子が注目を浴びれば一番だと思います」