
石橋
「プロレスが好きで、近くにプロレスの興行が来た時に観に行ってたんですけど、その前座で、地元の八戸のパラエストラ八戸っていう格闘技団体がデモンストレーションやってたんですよ。それで初めて、地元にこんな格闘技団体があるんだと知って、そこに通い始めて、ブラジリアン柔術を習い始めました」
卒業後も、千葉の会社で働きながら、近くのジムでトレーニングを続け、アマチュアの大会にも出場。得意の寝技で勝ち続けていた。
しかし、プロに転向してからは、対戦相手の強さが群を抜いていた。
太刀打ちできない現実を痛感
石橋
「2回負けて正直、俺って、こんなに強いのに実力出せなかっただけかなって思っていて、まだちょっとプロの試合を舐めてましたね」
しかし自分の自信とは裏腹に、5試合中4敗。試合相手の中には世界で活躍する有名選手も。プロ総合格闘家・現RIZINフライ級王者の堀口恭司もその一人だった。

石橋
「世界的に活躍している堀口恭司選手と新人王の時に試合してるんですけども、試合の時にローキックをもらったんですよ。あのローキックの痛みで心も足も折れましたね」

負け続け現実を痛感したことで、格闘技と距離を置いた。しかし改めて格闘技への気持ちが再燃する。