敗北からの原点回帰

石橋
「当時ブラジリアン柔術の世界王者で、ブラジル人のパウロミヤオ選手がいて、その選手がたまたま日本に来て大会に出るということになり、自分の中では記念で試合してみたいなと思った。
負けたけど、やっぱり楽しかったというのがあって、もう1回だけ真剣に向き合ってみようかなって…」
意識が変わり、寝技だけでなく、打撃も改めて取り組む。
その結果、2016年第6代環太平洋バンタム級王者、2017年環太平洋バンタム級王者防衛、総合格闘技団体RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND-夏の陣-に出場。


石橋
「特に総合格闘技選手だったら、RIZINのリングは誰でも憧れると思うんですよ。
ずっと負け続けていた時から応援してくれていた人たちを、そこまで連れて行けたっていうことがすごい嬉しかったですね」
激闘王と呼ばれた石橋の体は、既に限界を迎えていた。
そんなとき、自分の新たな目標が生まれる。