このバスターミナルを会場にした最初で最後となるイベントでは、これまで誘導員が行ってきた「笛によるバスのバック誘導」体験も…。

「笛吹くとこ楽しかった」
「この笛の音が聞こえなくなると、余計に悲しい気持ちにもなりますし、泣きたい気持ちにもなりました」

また、これまでバスが止まっていた路面に、それぞれが思い思いのメッセージや絵も残しました。

「学生時代によくここから家に帰ったりしていました。20何年ぶりに来ましたけど、無くなるんだなと思ってちょっと寂しくなりました」
「高校の時にここのバス停を使っていたので…。自分の子どもは初めてなんですけど、ちょっと落書きしてもらおうかなと。青春の思い出が詰まった場所です」

会場には高所作業車も用意され、普段見ることができない高さから最後のターミナルの姿を見納めるイベントも行われました。

【新潟交通乗合バス部 山田快多さん】
「このまま取り壊されて無くなってしまうのは、非常にもったいないと我々としても考えていまして…。ぜひ最後はみなさまに、感謝祭的なイベントができたら良いなと企画しました」

この万代口バスターミナルは夏ごろには解体を終え、跡地には今後一般車やタクシーの停車場が整備されるということです。