飛び込み元日本代表 中川真依さん
「PMS(月経前症候群)の時期と生理中は、私の中では絶対試合にかぶってほしくない時期っていうのはすごくありましたね」

中川真依さん元飛び込みの日本代表で、2度のオリンピック出場を誇る中川真依さんは、自身の経験をこう振り返りました。

飛び込み元日本代表 中川真依さん
「私たちは水着1枚なので、ちょっと太ったとかお腹が出ちゃうとか、それくらいでもコーチに暴言を吐かれていた時代」

狩野舞子さん
「当時はありましたね」

飛び込み元日本代表 中川真依さん
「ただ耐えるしかないと思って、毎回なるべく食事も気を付けようと思うけど、気を付けることがストレスになって、悪循環だったとすごく感じます」

着水時に水しぶきを上げないため、“体のライン”も重要となる飛び込み競技。生理周期によって変化する、心身のコンディション調整に苦しんだ経験からこう訴えました。

飛び込み元日本代表 中川真依さん
「生理?って聞かれるのはちょっと抵抗があるんですけど、指導者がわかった上で、「あ、そうだな」って考えてくれて、それが優しさにつながってくれたら、選手はすごく楽な気持ちになる」

講演司会・RBC下地麗子キャスター
「(会場の方で)自分が教えている女子選手が、あの時PMS(月経前症候群)だったのかもと頭に浮かんでいる方って・・・?(多く人が挙手)」


潮田玲子さん
「それを知るというのはすごく大事で、あと選手に知ってほしいことは、これは自分が悪いのではない、ということ」