講演会を主催したうるま市教育委員会にもこんな声が寄せられていました。

うるま市教育委員会 嘉手苅弘美教育長
「子どもたちは中学生になると思春期になって生理が始まったりする。体の変化があったときに、どう向き合えばいいのか。指導している方たちが悩んでいるという話を聞いたんです」

生理周期と競技パフォーマンスには関係があると認識している人は多くても、その管理を積極的に行っている人は多くありません。3人は自身を経験を交えその必要性を解説しました。


バレーボール元日本代表 狩野舞子さん
「やっぱり生理前って、気持ちも落ち込むし、やる気もでなかったりとか。結構食欲が増進して食べちゃうというのがあって、その体重管理は考えさせられることが多かったです」

生理中に起こる「生理痛」とともに、心身ともに女性を悩ませるのが「生理前」の心身の不調です。生理が始まる3日から10日前に起こる心身の不調は「PMS:月経前症候群」と呼ばれます。胸が張る、体重が増える、手足がむくむなどの体の不調のほかに、イライラしたり、落ち込みやすくなります。

潮田玲子さん
「アスリートにとってこれってめちゃくちゃ厄介なんですよ。練習したい気持ちはあるけど、やる気がでない、そこで「やる気ないなら帰れ!」って言わないで!!みたいなことがめちゃくちゃ大事なんですよ」