台湾東部を震源とする地震は行方不明者6人の捜索が続いています。台湾政府は、孤立者が相次いだ渓谷のある公園について閉鎖措置の無期限延長を決めました。

台湾当局の発表によりますと、今回の地震ではこれまでに死者13人、けが人1143人が確認されていて、依然として6人と連絡がとれていません。

また、被害が大きかった花蓮県の景勝地「太魯閣」では道路の寸断により一時700人以上が孤立しましたが、きのうまでに足止めされていた人たちは全員下山しました。

現地メディアによりますと、台湾政府はこの「太魯閣」について復旧のめどが立たないとして、現在の閉鎖措置を無期限で延長する方針を決めたということです。

花蓮県ではまだ余震が続いていて、厳しい環境での捜索や復旧活動が続いています。