地域にも“活気”を与えるゆうちゃんの存在

 そしていよいよ田植えの季節がやってきました。6月17日、田植えの前日、ゆうちゃんはある場所に向かっていました。ここに今年の“秘策”があるそうです。
 (新宅佑輔君)
 「はい、とれた。(Qこれはなんて言うの?)カブトエビ」

 実は、去年雑草だらけになった反省を踏まえて、今年はカブトエビを使った農法を取り入れることにしたのです。田植え後にカブトエビを放ち、雑草が新芽のうちに食べてもらう無農薬農法の1つで、ゆうちゃんのためならと田んぼの所有者も“好きに使っていい”と言ってくれました。
  この地域に通いだして1年。もうすっかり溶け込んでいました。

 (近所の人)
 「ここら辺は小学生と言うたって人数が少ないからね。やっぱり見たら見ぬふりできひんからね。一生懸命してくれてるのにね」

 ゆうちゃんの存在は高齢者が多く暮らす地域に活気を与えていました。