一方、氷見市北大町では。
3か月たった今も、道路にひびが入り、長屋のように並ぶ家々には、ビニールシートがかけられたままとなっています。

街から人が離れる中、この町に住み続ける姿和男さん、73歳。
姿さん:「仲のいい連中みんな、半分はおらんようになった。他所にいってどうのこうのというのは考えたくない。めんどくさい。ここにおれれば…」

北大町の一帯は液状化が深刻で、姿さんの自宅も傾いてしまいました。家が沈み下水がうまく流れなくなったため、廊下に臨時のトイレを設置。
地震前まで、娘夫婦と3人で暮らしていましたが、被害の少なかった部屋に一人で暮らせるスペースを確保。り災証明で「全壊」と判定され、自宅を解体すると決めました。
地震から3か月。この場所に住み続けたいと思っていますが、解体の日程も決まらず、先が見通せない状態が続いています。

姿さん:「酒でごまかしとる。不安は不安。落ち着かん。いつも通りにはいかんやろうし…。私はなんとかここで踏ん張っておろうかなと…新しく簡単なものを建てるにしたって来年、再来年の話、それまで私のほうがもちこたえられるかどうか…」
能登半島地震から3か月。氷見市の一部の地域では、ようやく公費解体が始まりました。時間だけが流れていく現状に、住民は今も変わらず不安な日々を過ごしています。














