豪さんに会いに来たミュージシャン「きのう来ていいなと思ってきょうも」
午前2時。最後のお客さんとなる男女2人組がやって来ました。
「彼女は初めてで、僕はきのう友だちと一緒に初めて来たんですよ。きのう来ていいなと思って、きょうも来た」
岡山から京都のライブハウスに出演するためにやってきたミュージシャンの男性。はっぴいえんどをリスペクトする男性は、この店を作った豪さんに会いに来たといいます。
(男性)「この空間をつくった人ですよね?」
(豪さん)「つくったというか気が付いたらできていた」
(男性)「それもまたすごいですね。冷静に考えたら(時間が)だいぶ深いんですけどね、こういう夜はそういうふうにあんまり感じないですね」
午前3時の閉店時間まであと30分。
(男性)「今、何の話しとったっけ?…民主主義は本当に実現可能なのかという話をしていました。午前3時くらいになったらでてきますよね?そういう話が」
結局2人が帰ったのは閉店時間を過ぎた午前3時30分でした。
(豪さん)「ありがとうございました。おやすみなさい」
ようやく閉店です。
(店主 西條豪さん)「夜の闇から出てきて、また夜の闇へと消えていくという感じで。不思議なことなんですけどお客さんは来ますね」
豪さんが店を出たのは朝日がのぼる少し前。柚さんの眠る家に戻ります。おやすみなさい。