自民党の派閥の裏金事件を受け、来週にも行われるという関係議員への処分。
党内で最も不記載の額が大きかった二階元幹事長が今週、次の選挙に出馬しないと表明しました。
その裏金で購入していたとする大量の書籍、およそ3500万円分。
その後、それらの書籍はどうなったのか、取材しました。
二階元幹事長の書籍“爆買い”

自民党・二階俊博元幹事長
「自らの政治責任を明らかにすべく(岸田総理に)次期衆議院選挙に出馬しないことを伝えました」
自民党の処分を前に、自らの進退を決めた二階俊博元幹事長、85歳。
記者
「お年を考えてということではない?」

二階元幹事長
「お前もその歳来るんだよ。馬鹿野郎」

政治資金パーティーをめぐる不記載の額は5年間で3526万円と、二階氏が最も多い。
問題発覚を受けて二階氏の事務所は収支報告書を訂正。新たに公開した領収書から明らかになったのは“書籍の爆買い”だった。

買っていた本は、二階氏に焦点を当てたものから、他の政治家が執筆したものなど17種類。幹事長時代を含む2020年からの3年間に合わせて2万7700冊、3470万円あまりを支出していた。