7年前までは研究所に…退職してベンチャー企業を立ち上げ

中山さんは7年前まで国立循環器病研究センターで研究の最前線を走ってきました。そこで患者本人の体の組織から人工血管をつくることに成功。この技術を何とか早く世に届けたいという思いで、研究所を退職して、人生をかけてベンチャー企業を立ち上げました。
(中山さん 2016年放送時)「何年か先にはこういう医療が当たり前のようになってくれたら。悪いところは自分で作って治す」
血管を修復する技術を応用すれば、傷口も治すことができるのではないかと考え、傷口をふさぐ膜を作ろうと新たに研究をスタート。それこそがバイオシートの始まりでした。人工血管と同じように白色のシートができると思っていましたが臨床実験の中で思わぬ事態が…
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(中山さん)「白くきれいなものができていると思っていて、その白いのを貼り付けると思っていたんですけれども、いざやってみるとこんなものしかできていなくって。あれ、どうしようと思って」
できたのは白ではなく赤黒い塊。予想外の結果に中山さんは失敗を確信しました。しかし、大きな研究所を辞めて開発を進めてきた中山さん。ここで諦めるわけにはいきません。研究を進めると、赤黒い塊の中に幹細胞や周りを活性化させる物質が大量に集まっていることがわかったのです。
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(中山さん)「見てみたら(幹細胞が)ピカピカ光っていたんでびっくりしましたけれども。いや本当にそんなに入ってるとは思わなかったですね」
予期せず貴重な幹細胞を大量に集めることができて、赤黒いバイオシートが誕生しました。














