学会発表は「自己研鑽」過労死ライン超えていない計算に

仮に土谷さんが病院にいた時間全てを「労働」だとすると、時間外労働は月150時間以上となる。過労死ライン80時間を大きく上回る数字だ。しかし、この中に含まれる学会発表は「労働時間」でなく「自己研鑽」とされるなど、土谷さんの労働時間は過労死ラインを超えていないことになっている。
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(土谷良樹医師)「僕はそのようにして生きてきたので、そういうものだというふうに思っておりましたけれど、医師が過労でばたばた倒れているということを知る中で、やっぱりこういう働き方はこんな普遍的にやっていてはいけないのではないかなと」
この病院でも電子カルテ入力を補助する事務員を配置するなど、医師の働き方改革に取り組んではいるが、実態はそれほど変わっていないという。
(土谷良樹医師)「(Q内科部長として部下の健康にも配慮しないといけないが?)そこは忸怩たる思いがありますね。自分の働き方も良いとは思えない部分もありますから。同じことを要求しないといけない局面もあるので。根本的な原因はやはり病院の勤務医で夜働ける人が圧倒的に足りない」
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過酷な勤務は命にも関わる問題だ。おととしの厚労省の調査では全国の勤務医の21%が過労死ライン(月80時間)を超える時間外労働をしていることがわかった。














