石川県七尾市で整備が進められていたボランティアの宿泊拠点となるテント村が完成し、25日朝、さっそく能登の各地へボランティアが出発しました。

七尾市の城山野球場に設けられたボランティアテント村。登山家の野口健さんが代表を務めるNPO法人や、岡山県総社市など7つの自治体が連携し、球場には100のテントが並べられました。
24日夜は34人が利用し、最大で1週間ほどの滞在を想定しているということです。

野口さんは「七尾市よりも珠洲市や輪島市はもっと大変。ここをベースに七尾市以外の被災地にもボランティアが行ってくれるといい」と話していました。
利用者はおよそ1キロ離れた七尾市のボランティアセンターに向かい、千葉から訪れた大学生は災害廃棄物の仕分けを行いました。
大学生は「泊まれることによって長い期間ボランティアに参加できることがメリット」「二重のテントになっていて風もさえぎるような形で過ごしやすかった」と話していました。
七尾市のテント村は、総社市のホームページにあるボランティア募集フォームから申し込むことで利用できます。