「お客さんに本当に率直に誠実に向き合ってくれたのが本当にうれしい」
少しずつ閉店の時間が近付いてきました。そして…
(中谷さん)「これ最後の2つなので。37年間の最後のケーキ」
(客)「これ2つください」
午後5時。最後のケーキが売り切れ、『なかたに亭』の最後のお客さんを送り出しました。
(なかたに亭 中谷哲哉さん)「皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。ひとときも、つくる人・販売の人が笑顔を忘れず、お客さんに本当に率直に誠実に向き合ってくれたのが本当にうれしいです。多分それは伝わっていると思います。『なかたに亭』は今日閉店するんですけど、みんなとの関係が終わるわけではないので。ちょっとゆっくりさせてもらって、また何か新しいことができたらいいなと思います。本当に長い間ありがとうございました」
人生の節目に寄り添い、食べた人を笑顔にしてきた『なかたに亭』のケーキ。
その優しい味と思い出の記憶はこの先も消えることはありません。