勉強にどう向き合う?勉強は“逆効果”のことも

ではもうひとつ、勉強はどうすればいいのか。
これには意外な返事が返ってきました。

山形県義務教育課・石原敏行 課長「少しでも早く、幼稚園・保育園のころから学習した方がいいと一生懸命頑張る親もいるが、逆にマイナスに繋がるかなと思っています。これは面白そうだぞと言ったことをしっかりと追求する。そこにしっかりと取り組ませた方が、のちのち伸びる」

これは予想外でした。
今のうちから、「算数頑張りなさい」「ひらがな書けるように練習しましょう」って言いがちですよね。
でもそれは、「勉強が嫌いになる恐れがあります」と、「今は興味のあることを一緒に楽しむぐらいでいいですよ」ということでした。
一旦勉強嫌いになるとなかなか直らない可能性があるので、これは無理をしないようにしてくださいということです。

社会全体の見守りも…交通事故の死者は1年生が6年生の8倍に

そして、もうひとつ。
社会全体でお子さんを支える視点も必要です。
ぜひドライバーの皆さんに気をつけていただきたいということです。

内閣府の調べでは、平成27年~令和元年の間に交通事故で亡くなった歩行中の小学生の人数は、1年生が24人、6年生が3人です、1年生が6年生の8倍にもなっています。

そして、季節は春と秋に注意が必要だということです。
これはドライバーが頭に入れるだけで、事故を減らせるのではないかと思います。

きょうのまとめです。
・親子で通学路と緊急時の対応を確認・共有しよう
・勉強は学校に入ってからでも遅くない
・ドライバーは児童を優しく見守ろう

親子で、こういったことを話して、そして社会全体で支えることで、ぜひお子さんの楽しい学校ライフを支えましょう。