今後の捜査のポイント 大谷選手が掛け金と認識していたか否か

日比麻音子キャスター:
今後の捜査のポイントは大谷選手の認識についてです。
村尾国際弁護士によりますと、▼大谷選手が掛け金と認識していた場合、違法賭博に関与したとして捜査の対象になる可能性がありますが、▼掛け金と知らなかった場合は、違法賭博に関与していなかったとみなされ、罪には問われないということです。
今後は細かい調査が進められていくということです。

井上貴博キャスター:
一部の情報しか分かっていませんので、辻褄が合わず、点と点が線にならない状況が続いています。大谷選手がどの時点でどこまで把握していたのかということはこれから聴取が行われていくと思いますが、メジャーリーグとしても、球団としても、大谷選手本人としても、一刻も早く野球に集中するために、潔白を証明することが必要なのかなと感じます。

東京大学 准教授 斎藤幸平さん:
自民党の裏金問題の「知らない」「会計がやった」ということにならないように、一度しっかりと大谷選手の口から説明していただく方が良いのかもしれません。アメリカでも印象が悪くなるとどんどん追及されるので、早めの対処が必要なのかなと思います。

井上キャスター:
アメリカのプロスポーツ界は(違法賭博問題が)深刻で、アメフトやアイスホッケーでも1年間に10人くらい出場停止になっているようです。そういったルールを課していても、手を出してしまう人がいるということですね。

東京大学 准教授 斎藤さん:
まん延してしまっているという意味でも厳しくなってきていると思います。これ以上傷が深まらないように、スポーツに集中できるようにしてほしいですね。