21日、電撃的な解雇が発表された大谷翔平選手の通訳・水原一平氏。違法な賭博に関与していたとみられていますが、今後の捜査のポイントや大谷選手への影響を取材しました。
違法賭博問題 大谷選手への影響は?
日比麻音子キャスター:
ドジャースを解雇された水原一平氏をめぐり、アメリカでも大きな騒動となっています。

ロサンゼルスタイムズ紙は22日に「第2のピート・ローズか」という見出しで報じています。ピート・ローズ氏は1963年から選手として活躍し、通算安打数はメジャーリーグ歴代最多を記録しています。監督も経験しましたが、1989年には野球賭博に関与したとして“永久追放”されています。
別の記事では、「捜査当局とは別にメジャーリーグ機構は大谷選手を『出場停止にすべきか』判断するため、独自の調査に乗り出す可能性がある」とも報じています。

大谷選手サイドの新たな動きとして、大谷選手が“大規模な窃盗”にあったとして、大谷選手の代理人が捜査を要請したということをアメリカのスポーツ専門メディア「ESPN」が伝えています。
大谷選手への影響について、アメリカ・カリフォルニア州で弁護士資格を持つ村尾卓哉国際弁護士は、「当局から事情聴取を受ける可能性は高い」としていて、大谷選手が違法賭博へ関与したかどうかを判断する、具体的な発言などが今後ポイントになるとみられています。

水原氏は19日の「ESPN」のインタビューで、「大谷選手が口座を操作して借金を肩代わりしてくれた」と話していましたが、20日には発言を撤回し、「賭博や借金について大谷選手は知らない、送金もしていない」と内容が一転したわけです。