目覚めが良くなるストレッチ

梶本医師:
布団から出るのがそもそもつらいということがあると思うので、まず布団から安全に出てもらうためのストレッチです。横になったまま行ないます。
◆両手を頭上方向に伸ばし全身を伸ばす⇒力を抜く 【3セット】
◆手を上(天井方向)に上げて、手をグー・パーする 【10セット】
※グーのときに力を入れてパーで力を抜く
◆足を伸ばしたままクロスさせ、左右の足を上下入れ替えする【片足5秒×3セット】

梶本医師:
強いストレッチをやるのではなく、軽いストレッチであることは、非常に意味があります。
寝起きに急に活動すると、血栓が飛んだり塞栓が飛んだりして、いわゆるエコノミークラス症候群の症状が出ることがあるんです。朝は脱水があって血が固まりやすいので。
血圧や心拍が上昇してしまって心筋梗塞や脳梗塞を起こす方もいますし、起立性低血圧の方が立ち上がった瞬間にフラッときたりするので、軽くストレッチをすることによって自律神経を少しずつ目覚めさせることができる。安全な目覚め方ができるということです。