アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は金融政策を決める会合を開き、年5.50%を上限とする現在の政策金利を据え置くことを決めました。据え置きは5会合連続です。

物価上昇の勢いは落ち着いてきているものの、2月も消費者物価指数の上昇率は3.2%と、依然としてFRBが目標とする2%の上昇率を大きく上回る状況が続いていることから、金利の引き下げは見送る判断をしたものとみられます。

また、今後の経済見通しでは今年中に3回の利下げを予想し、去年12月時点の見通しを維持しました。