能登半島地震の影響で、石川県七尾市の和倉温泉では旅館などの休業が続いていますが、温泉街の総湯で断水が解消され、営業再開に向けた準備が進んでいます。
記者
「全国からのファンも多い、和倉温泉の湯。この総湯がいよいよ3か月ぶりに再開します」
今もなお、地震の爪痕が残る温泉地。七尾市の和倉温泉は1月中旬に源泉が湧き出ていることが確認されましたが、断水の影響が長引いていました。
しかし、総湯では今月16日にようやく断水も解消され、温泉の温度調整が可能になったほか、施設内の水道管の修理にもめどが立ち、週明けの26日から営業を再開することになりました。
和倉温泉合資会社 小泉孝史社長
「思いのほか長くかかった。温泉が来ているのに水が来ないため(営業)できなかった。非常に残念だけど一応、営業再開のめどが立ち、今のところはホッとしている」
小泉社長は、少しでも人出が戻るきっかけになればと期待を寄せます。
一方で、和倉温泉にある22の旅館やホテルは休業が続いていて、能登の温泉地が元の姿を取り戻すにはまだ時間がかかりそうです。
注目の記事
水、食料、ガソリン、連絡手段…「1週間の防災対応」でやるべき備え 北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表、去年の「南海トラフ臨時情報」発表時から学ぶ対応

【青森県東方沖地震】3メートルの津波って危険なの?津波は海面全体が持ち上がり襲ってくる…「波」と「津波」の違いと、津波が恐ろしい”その理由”

【青森県東方沖で地震】知っておきたい4段階の『長周期地震動』遠くまで伝わるゆっくりとした揺れ

災害用の備蓄品「何日分必要か」実例を紹介 4人家族「飲み水だけで84リットル」他に何が必要か

災害時の家族の「安否確認」どうする?伝言ダイヤル「171」 使い方を解説 地震発生時の“通信障害”に備えよう

北海道・三陸沖後発地震注意情報の発表基準となる「モーメントマグニチュード」って何? 通常のマグニチュードとの違いは?












