選手のことを思えば公園での練習に羞恥心はない
審判は円滑な試合と選手の安全を守る黒子。そのための努力は欠かしません。
二子石さん
「キャッチャー打撃妨害に気を付けなんとよ。バットに当たらんごつ、自分がケガするけん」

二子石さん
「走者がいる時は投球動作を中断したら今まで通りボーク、ランナーがいる時はね」

午後9時。この日、二子石さんの姿は夜の公園にありました。
二子石さん
「ヒー イズ アウト!」

二子石さん
「タイム! ザッツアボーク ユー セカンドベース」

選手のことを思えば公園での練習に羞恥心はないと、二子石さんは言い切ります。
二子石さん
「高校生は特に365日、3年間のために休まず頑張っている球児が多いですので、
我々も仕事や家庭がありますが合間を縫って自分ができること、できる準備をして
グラウンドに立とうと頑張っているつもりです」

8泊9日の日程となるセンバツのため、本業は有給休暇を取得しました。
派遣審判は、一生に一度とも言われる貴重な機会。3試合で塁審を務める予定です。
二子石さん
「大会中はたくさんお客さんが入ると思うので良い景色が見られるのかなと、それよりも目の前のプレーに集中しないといけないと思うので、白球から目を離さないようにプレーを見届けたい」