「私も初めての体験です。異種格闘技の…」けがを負いながらの激闘

記者に当時の様子を語る小川さん

Q.けがなどはありませんでしたか?
「ドーンと来たとき、ちょっと私も最初、気がつかなかったんですよ。やっぱり緊張してたんでしょうね。痛みも何も感じなかったんです。でも、あとで見たら…何かこの辺(足が)ぬらぬらっていうかね。感触が悪いなと思ってめくってみたらね。こんな感じになってました(けがをしていた)。ドーンと来てね。こんな感じになってましたね。まぁ、大した傷ではないんですけどもね…」

イノシシとの格闘でけがをした足

「それと押さえてるときに、(イノシシが)暴れるもんですから口の中に指が入ってたんですよ。それで(指が)切れたっていうかね。(イノシシは)大きく見えてね。ええ。おーって感じでしたけどね。私も初めての体験です。異種格闘技の…。イノシシはもう、本当にね、走ってくるんですよ。人に向かって。ですから私もドーンとやられてね。(姪と)2人ともやられたんですけども…。それでも何とかやっつけることができたんでね」

イノシシとの格闘でけがをした指

「うち来なければね。こういう目に合わなかったんじゃないかなっていうのを、やっぱり感じましたね。『何で来たんだよ』っていような感じはありましたね。でもね。これ、手負いの状態でね。逃げられたんじゃ大変なことになると思ったんで、もう、心を鬼にするっていうかね。そういう感じでやっちゃいました」

「かわいそうでしたけどもね。仕方ないです。(イノシシは)結構その辺を走り回っていたっていうんですよね。(他の住民も)おっかないから出られなかったとかって、そういう話も聞いたんで。じゃあやっつけてよかったのかなとね。納得させています。ええ」