かつて盛んだった一次産業を復活するための活動です。高知県四万十町で小学生たちがクリの苗木を植えました。

四万十町大井川にやってきたのは十川と昭和の小学校の児童たち。クリの苗木の植樹を行います。

四万十川流域の“地栗”を使ったスイーツを製造・販売している地域商社「四万十ドラマ」は、『しまんと流域農業organicプロジェクト』と銘打ち環境に配慮した農法で一次産業の復活を目指した取り組みを行っています。

その一つがかつて盛んだったクリの栽培。生産者の高齢化で収穫量が少なくなる中、2年前から、耕作放棄地を活用して植樹をし、会社ぐるみでクリを育てています。

今年は、地元の小学生が初めて参加。児童たちは、1メートル余りの苗木を穴に植え、土をかけていきました。植えたのは2つの品種で(丹波・筑波の2種)合わせて46本です。

(児童)
「おいしいクリになってほしいです。クリご飯とか好きです」
「大きくなってたくさん実ってほしいです」
「甘い実がいっぱい実ったらいいと思います」

苗木は順調に育つと5年ほどで実がつき始め収穫できるようになるということです。