『熊本ラーメン」はどのようにして始まったのか
後生川 凜 アナウンサー「そもそも熊本ラーメンはどのようにして始まったのか、70年営業を続ける老舗ラーメン店に聞いてみます」

1954年創業の「熊本ラーメンこむらさき」。

始まりは先代の社長・山中安敏(やまなか やすとし)さんのある行動がきっかけでした。

熊本ラーメン こむらさき 山中禪社長「うちの父と前の味千拉麺の社長さんと(友人が)、なんか美味しいの(ラーメン)が玉名にあるって3人で食べに行ったのが始まりで…当時こういう脂っこいものってチャンポンくらいしかなかった」

熊本ラーメン こむらさき 山中禪社長
「そんななかで(ラーメンは)ちょっとインパクトがあったと思う。商売になるんじゃないかと始めたのがきっかけ」
ただ、すぐに「熊本ラーメン」の形が出来上がったわけではありません。
熊本ラーメン こむらさき 山中禪社長
「(玉名のラーメンは)どっちかというと久留米系のラーメンだった。なんか
物足りないということで、いきついたのがニンニク」
試行錯誤の末、ニンニクの効いた味にたどりつきました。

今年の10月で70周年を迎える「こむらさき」は、伝統を大事にしながらも「熊本ラーメン」の味を追求していきます。
熊本ラーメン こむらさき 山中禪社長
「『昨日よりもう少し』そういう思いがないと、これで納得したら終わっちゃいます」
