青森県は、原子力関連事業者への核燃料税の引き上げについて、総務大臣から同意を得られたと発表しました。税収見込み額は、来年度から5年間で現在より200億円以上増える見通しです。

宮下知事は、核燃料税の税率引き上げについて12日、総務大臣の同意を得たことを明らかにしました。

県は、日本原燃が管理する高レベル放射性廃棄物のガラス固化体と埋設施設にある低レベル放射性廃棄物について、いずれも税率を現在の1.84倍に引き上げます。

これに伴う税収見込み額は、来年度から5年間で約1255億円となり、現在より279億円増えます。

青森県・宮下宗一郎知事
「大きな本県にとっての財源になりますので、長年の課題であった県民所得の向上、そして地域経済の活性化、さらに高齢者対策、子育て対策など幅広く活用する」

今回の引き上げで、核燃料税は初めて1000億円を超える見通しです。