能登半島地震で一時孤立し、集団避難をしていた石川県輪島市の海沿いの集落。ライフラインの復旧を受けて、11日、およそ2か月ぶりに住民が住み慣れた地元に戻りました。
11日、2次避難先の能美市をあとにしたのは輪島市鵜入町の6世帯10人です。
鵜入町では元日の地震発生直後、道路が崩落するなどして集落が一時孤立。9世帯16人が1月19日におよそ110キロ離れた能美市に集団避難していました。

地元に戻る人は…
「まさかこんなに早く直って、帰られると思わなかったので。山ほどの荷物、一年ほどの荷物抱えてきた」
「やっぱり住み慣れた村へ帰って思う存分したいことやりたい」
先月下旬に電気と水道が復旧したことから、能美市に避難している10人全員が地元に戻ることを決めました。
記者
「およそ2か月ぶりの帰郷です、けさ能美市を出発したバスが経った今、こちら輪島市鵜入町に到着しました」
地元に帰ってきた住民たちは、重たい荷物を手に我が家へと向かいます。

住民の坂下まさ子さんも無事自宅に到着しました。
久しぶりの我が家に戻り、先ず初めにやりたいことを尋ねると。
坂下まさ子さん
「ひと休みして、海へ行きたい」

家の前の漁港へゆっくりと足を運ぶ坂下さん、その先にある七ツ島を眺めます。
その目には涙を浮かべていました。
坂下まさ子さん
「七ツ島も見て安心する。海が穏やかで本当美しい。子どもの時からだから80年も一緒にいたらよそは行かれんわいね」

未だ避難先から帰れない人のことも気遣い「手放しには喜べない」と話す坂下さん。日常を取り戻すための第一歩を踏み出しました。














