「漫画文化の普及に貢献」世界から追悼の声
悲しみは世界中に広がっています。SNSでは…
「涙が止まらない」
「彼の偉業はこの先何千年も生き続けるでしょう」
アメリカのXのトレンドランキングでは一時、バイデン大統領の「一般教書演説」をしのぎ、「鳥山明さん」と「ドラゴンボール」がそれぞれ1位と4位になりました。
中国・北京では…
レストラン 劉欣雨店長
「カメハメハー!」
ドラゴンボールが好きすぎて、2023年にレストランをオープンした人も。
レストラン 劉欣雨店長
「亡くなられたのは残念です」
中国でも多くの読者を魅了してきた鳥山さん。外務省の報道官も哀悼の意を示しました。
中国外務省 毛寧報道官
「私たちは鳥山明氏の逝去に深い哀悼の意を、彼の家族に真摯なるお見舞いの意を表す」
漫画ファンが多いフランスでは…
富永高史 記者
「こちら、パリの漫画グッズ販売店ですが、もちろんドラゴンボールのフィギュアもずらっと並んでいます」
漫画グッズ店を訪れた客
「(ドラゴンボールに)衝撃を受けました。これがなければアニメに興味を持つことはなかったでしょう。本当に漫画とアニメの世界に導いてくれた作品です」
「他の多くの漫画にインスピレーションを与え、フランスで漫画の世界をこれほどポピュラーにした作者に、心から感謝したいです」
漫画グッズ店店員
「ドラゴンボールは古典文学と呼べるものだと思う」
ただ、暴力的なシーンなどに、当初は批判の声もありました。
しかし、鳥山さんの漫画はその後“芸術”と認められ、2019年、フランス政府から芸術文化勲章が授与されました。
在日本フランス大使館は、Xで「鳥山氏の創造性に溢れた作風、物語の展開の妙、そして比類なきデザインの芸術により、フランスでの漫画文化の普及に大きく貢献した」とコメントを発表。
さらに、フランスのマクロン大統領は「マクロン大統領へ とりやまあきら」と書かれたサイン入り色紙の画像を投稿しました。














