中学校からのラブコール 原稿なしの1時間

ケアマネージャー:「吉村さん原稿持ちました?何も見らんでしゃべると?」

去年、雑誌でその人生が紹介されたことをきっかけに、吉村さんは滋賀県の中学校から熱烈なラブコールを受け、修学旅行で訪れる生徒たちに被爆体験を話すことになりました。

会場は生徒達が宿泊するホテル。一時はビデオ収録も検討されましたが、ケアマネージャーさん達のサポートもあり、この舞台が実現しました。

湖南市立甲西北中学校校長:「きょうはありがとうございます」
吉村光子さん:「こちらの方こそ」

原稿なしの1時間。14才の中学2年生へ何を伝えるか?何が伝わるか?

吉村光子さん:
「きょうは雨の中本当にご苦労だったと思います。この矛盾した世の中のことを考えながら聞いて頂きたいと思います。では始めます」