日本時間きょう未明、アメリカ西部サンフランシスコで、大阪行きの旅客機が離陸したところ、直後にタイヤが落下しました。乗客乗員249人にけがはありませんでした。

滑走路を勢いよく飛び立つ旅客機。離陸してからわずか5秒後、タイヤが機体から落下しました。

日本時間きょう午前4時半前、ユナイテッド航空が運航するボーイング777型の旅客機がサンフランシスコ国際空港から関西国際空港に向かうため離陸したところ、直後にタイヤが外れ、落下しました。

外れたのは合わせて14本あるタイヤのうちの1本で、空港の職員用の駐車場に停められていた車に衝突。車は側面がへこみ、後ろの窓ガラスが割れるなど大きく損傷しましたが、けが人はいなかったということです。

旅客機はその後、ロサンゼルス国際空港に緊急着陸しましたが、乗客乗員249人にけがはありませんでした。このトラブルにより、乗客らは代わりの機体に乗り換えて大阪に向かうことになりました。

ユナイテッド航空はこの機体について、2002年に製造され、タイヤが欠損した状態でも安全に着陸できるように設計されていたとしていますが、アメリカ連邦航空局が原因について調査しているということです。