避難所の変更で『避難までの所要時間』はどれだけ増加する?

前の想定では避難所だった公民館まで、250mほど坂道をのぼります。

市川麻耶キャスター
「鮫駅から鮫公民館までおよそ4分かかりました。ここからまた鮫小学校まで歩きます」

公民館から避難所の鮫小学校までは約300m。雪が積もっていて歩きづらい場所もありました。

市川麻耶キャスター
「鮫小学校までおよそ7分半で到着しました。きょうは天気が良かったので、このぐらいの時間で到着できましたが、天候によってはもっと時間がかかってしまう場合もあります。また、事前にルートの確認をしておくことも重要だと感じました」

鮫小学校の周辺に津波が到達すると予測されているのは地震発生の35分後。それまでに避難を終える体制を構築しなければなりません。

鮫地区自主防災会 佐々木眞悦会長(74)
「高齢者、要援護者もいるので、そのような方を災害時にどのようにするのかというのが課題」

津波の想定の見直しにより、避難場所として使えなくなったのは、県内の沿岸部では八戸市・青森市・おいらせ町・今別町・六ヶ所村であわせて18か所にのぼります。