20年の歳月で、私もすっかり“インターネット老人会”の一員

――時代や環境に合わせることでスタイルの変化を迫られるのは寂しくも感じるのですが…。
UK氏:私はそうは感じません。昨今「人を傷つけない優しい笑い」が主流になってきたように、時代とともに環境や感性、価値観などが変わっていくことは当然のことです。20年も続けてこられたのは、そのような時代の流れに逆らわずに対応してきたからだと思っています。
20年という歳月で、私もすっかり“インターネット老人会”の一員になってしまったので、例えば取材に来られた若い方などとお話しするときは、記事の内容が今の価値観とズレていないか尋ねるようにしています。自分が培った無意識的な価値観というのは、人から指摘されないとなかなか気付けないので。