エイプリルフール企画として『実際には起きていない嘘ニュース』を書いた
――2004年に『虚構新聞』を開設したキッカケは何だったのでしょうか?
UK氏:虚構新聞を立ち上げる前から、気になるニュースをピックアップして、記事のURLとともに紹介する個人のインターネットサイトを運営していました。この年のエイプリルフールに、企画として、『実際には起きていない嘘のニュース』を自分で書いて紹介したところ、読者の反応が良かったことから、エイプリルフール以外にも嘘のニュースを時折紹介するようになり、そこから独立させて誕生したのが「虚構新聞」です。
――開設当時の2004年頃と現在を比べて、どのような変化がありますか?
UK氏:当時はSNSはおろか、ブログさえ無い時代でした。社会への風刺や、クスッと笑ってもらえる記事を配信するスタンスは変わりませんが、サイトのレイアウトや記事の見出しなどは時代に合わせて変えています。
例えばスマホで見る際には、スクリーンショット対策で左上に常に「虚構新聞」の文字が出るようにしたり、見出しだけを見て記事の内容を推察する人も増えたので、見出しに、『明らかに嘘だとわかる架空の固有名詞』を入れたりしています。














